下山の道 [┣香川の旅]
奥社に向かう道の途中に白峰神社がある。
ここは崇徳天皇とその母、待賢門院を祀っている。
崇徳天皇は、讃岐に流され、そこで亡くなったので、陵も讃岐にある。そして、天皇を祀った白峰(白峯)という神社や御影堂もいくつかある。
陵のところに建てられた御影堂は、後に京都に遷座し、現在の白峯神宮となっている。
こんぴらにある白峰神社との詳しい因果関係は想像するしかないが、金刀比羅宮が崇徳天皇を祭神としている関係なのだろう。
桜の下の白峰神社。
再び本宮まで戻って来て、社務所でお守りを購入。
その近くにある巨大な樹木。楠だったかな?
神楽殿。祭典では雅楽を演奏したりするらしい。
渡殿。大物主神を祀る本宮と、その妻とされる三穂津姫社を結ぶ廊下。
本宮周辺は、思っていた以上に広大で、立派なものだった。
こんぴら最上段! [┣香川の旅]
階段を昇ること785段、ようやく金刀比羅宮の本宮に到着する。
ここまで昇ると、地上は遥か下!
すばらしいパノラマをご覧ください!
あ、本宮はこちらとなっております。
正面からの撮影はご遠慮ください、と書いてあったので、斜めからの構図になっています。
一番高い場所にある「奥社」までは、今と同じ位階段を昇る必要があるわけだが、ここまで来たのだから…と、さらに昇った。
まだ桜が咲き残る道を、ひたすら昇る。
そして、1368段の階段を昇り終えると、こんなパノラマが迎えてくれる。
先ほど本宮の先で撮影した1枚目の写真と同じ山が写っているので、高さの違いがわかっていただけると思う。
奥社は、別名現魂神社。ここが寺だった頃、別当、宥盛が荒廃していた寺を復興させたことから、祀られるようになり、神社になった後、この奥社に遷座となった。
かなり疲れたが、いい記念になった。
山寺に続き、頑張ったお参り!さあ、後は、下るだけ!!!
レッツゴー、こんぴら参り [┣香川の旅]
列車は、金刀比羅宮おひざ元の、琴平駅に到着。
チェックインまでの時間を利用して、こんぴら参りを決行!
えーと、これは第19代の宮司さん(琴陵宥常)の像。
彼は、帝国水難救済会を創設した方だそうで、海難救助に関する陳列所もここにあった。
こちらが大門。
時の藩主、松平頼重侯(水戸光圀の兄)から寄進された。
楼上の「琴平山」の額は、有栖川熾仁親王の書。
大門のちょい手前に、「金刀比羅本教総本部」がある。
金刀比羅宮は、現在、神社本庁に所属しているが、それとは別に、こんぴらさんを祀る宗教法人として独立した組織も存在する、というわけだ。
別モノだから、大門の外にあるのだが、教祖は、奥社に祀られている厳魂彦命だというから複雑だ。
コマイヌさん。
そして、ここがかつて、松尾寺と呼ばれていた頃の金堂、「旭社」。
立派すぎて、ココが本宮だと勘違いする人、続出な感じ。現に森の石松もここまでで帰ってしまったという記録があるそうだ。